2011年11月21日

その先にあるもの/中神謙一

土曜日のこと。
昼間、StageLABO.の稽古を行い、夜はSANTA×CROSSの稽古へ向かう。
StageLABO.では中々コドモたちが動けなくて演出に苦労しているんだけれど、SANTA×CROSSではみんなが動きまくってる。

いや、動きすぎているかもしれない。

例えばここから―
saka_01.JPG
こう。
saka_02.JPG
うん、この後はすぐ切り替えよう。
うるさくなりすぎないように!ってね。

うん、ちょっと止まろう。
ぴたりと。
ui_01.JPG
いや、ぴたりと止まってるけど、でもそんなシーンないから。
やんなくていいから。
顔切れてるしっ!
ui_02.JPG
楽しいケイコバです。

  *   *   *

さて。
こんな風に、この日は前日の稽古に続き、
各シーンを区切りながら練習していく。

感情などの流れはもちろん、
きっかけや立ち位置など、細かな微調整が必要になるシーンが多い後半、
盛り上げて、落として、また盛り上げて、また落として、
そして最後にどどんと盛り上がる。
今回はそんな物語。

evergreenとはまた違う大変さがある。
登場人物たちはサンタ見習いと、そのパートナーであるトナカイたち。
つまり、どちらもいわゆる「人間」というキャラクターじゃなく、
むしろファンタジーの世界の住人なわけですよ。
人間と同じようにしてたら、人間にしか見えないもんな。

そう、
アニメのような。
漫画のような。
おとぎ話のような。

そんな動き。
そんな芝居。
でも、ヒトの心に響く演技。

例えば簡単なお涙頂戴ならやりやすい。
でも、そうはしたくない。

奇麗事をならべるなら簡単だ。
でも、現実はそうじゃない。

涙と笑いとキレイと汚いと理想と現実とが入り混じったこの世界で、
それでもその先にある、ちょっぴりの希望というか、
救いというか、そんなものを届けたい。

いよいよ、仕上げに入っていきます!

=次回予告=======

劇中曲が流れ、その旋律が観る者、そして演じる者たちの心も一つに収束していく通し稽古を経て、役者たちそれぞれの胸に飛来する手ごたえ。しかしそこで課せられた一つのオーダー。
限られた時間の中で、発表された新たな試練とは!?

次回ケイコバブログ「心、一つに。」
こう、ご期待!
posted by STAFF at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | SANTA×CROSS'11
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