枚方こどもミュージカル2010「天の川ラジオ」、公演終了しました。
ご来場いただいた皆さん。
協力応援してくれた皆さん。
本当にありがとう御座いました。
夏、終り!
まだまだ暑いけど…。
毎年テーマとお題をいただいてmこのミュージカルを書いているんですが、年々やることが派手になっていっている気がする。ボクの悪い癖かもしれません。
2ステージ目のエンディング。
客席からコドモたちに向けてのイルミネーションの光が送られました。
歌にあわせてゆれるその光は、本当に天の川が地上に出現したような美しさでした。
歌の出だしが弱かったり、
フォーメーションが崩れてたり、
台詞かんだり早口できこえなかったり。
ダメなところもいっぱいあった。
でも、舞台の魅力である、「心に届く」ものがあった。
坂口はボクと 夛田がいるので泣かないように我慢したらしい。
2階席で見ていた堀江は泣いてたらしい。
ミスはないほうがいいに決まっている。
でも、ミスがないけどソツのない舞台よりは、ミスがあっても心に届く舞台の方がいいと思う。
LIVEなんだから。
いろいろ反省や、もっとこうした方が良かったと思う所があります。
それはボク自身の反省でもあるし、予算的・時間的な問題でもあります。
以前、JCさんのホームページに「そんな短い期間の練習で、文化的・芸術的な物が作れるはずがない。参加費の値上げやDVDを販売するなど、金儲けに走っているんじゃないのか」というような内容の書き込みがあったのを見た。
でも、ボクは思う。
文化っていうのは何だ?
芸術っていうのは何だ?
これだけのコドモやそれを応援する人たちが、一つの目的に向かって集まり、悩み、形にしていく。今まで知らなかった者同士に交流が生まれ、ちょっとしたことでも助け合ったりする。―それはコドモたちが友達になったり、知らなかったご近所さんがコドモの送迎を交代でしたりという、ささいなコトかもしれない。―でも、何かが始まったのだ。そしてそういった関係が生まれることも、この枚方こどもミュージカルの目的ではないんだろうか。
コミュニケーションこそ、文化や芸術が生まれるための苗床であり、スタートだろう。ボクは、その苗床を作っているという認識だ。(勿論、いい舞台を作る!という前提でね)
文化なんて、そんな簡単に作れるものじゃない。
生まれるものなんだ、と思う。
中々ご理解いただけないかもしれないが、
本当に期間も予算も潤沢ではない。
舞台を作るには、目に見えている以上に人手が必要なのだ。
総予算が決まっていて、講師の人手を増やせば、当然一人あたりのギャラだって減る。
そこで辞める者もいるし、それでも続けてくれるヒトもいる。
でも、体制が整い、枚方祭りとも一緒に開催され、
いろんなことがスムーズに行くようになってきたと思う。
コドモたちが、思い切り舞台を楽しめるように。
それを応援する皆さんの熱意には毎年頭が下がる。
ボクらはそれに応えることが出来たんだろうか。
夏の終りには、いつもそのことを考えてしまう。
そして来年。
枚方こどもミュージカル2011も担当させていただくことが決まりました。
書き下ろし新作ですって。
びっくり。
ヒトゴトみたいですが、まだ何にも考えていません。
来年も、お楽しみに!と、いうことで…。
コドモたちで、2ステージ目のダメだしが欲しいヒトは劇団までメールしてきなさい!
2010年08月31日
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いつものことながらお疲れ様でした!
ブログ大変興味深く読ませていただきました。
私もいろいろな舞台の撮影をずっとしていますが金儲けに走っているという風に思われるのは悲しいことですね…。
舞台が芸術である文化であるなんて周りが言うことで舞台を作る人たちは、ただいい舞台を作るのに一生懸命でそれを見た人が感動した時に芸術、文化と呼ぶ人がいてもいいんじゃないかと思います。
うちの写真屋のブログにもこどもミュージカルのことを書かせていただきましたのでよかったら覗いてみてください。
写真もいくつか載せています。
http://ruggerphoto.blog10.fc2.com/
それでは来年もよろしくお願いします!