
その稽古は通常10:00〜16:00の間で行われる。
だから当然、お昼休憩というものがあります。
ボクは割と食べなくても平気だったりするので、そのまま稽古しちゃってもいいや、なんて思ったりするけれど、まぁそういうわけにもいかないので、きっちりお昼休みがある。
みんなお弁当やらパンやらを持ってくる。
それなりに広い場所ではあるのだけど、
そこで70人のコドモたちが一斉にお弁当を開けると、むわっというか、もわっというか、なんともいえない匂いが立ち込める。
いや、クサイとかじゃないんですよ、モチロン。
何ていうんだろう…いろんな匂いが混じった、なんだか無国籍な感じ。
フードパークみたいな感じ…かなぁ。
とにかく、これは体験してみないと分かりにくいかもしれない。
さて。
そんなコドモたちの昼休みの様子をちょっと書いてみる。
ヒトコトで表すなら、回遊子。中国語みたい。
どういうことかというと、コドモたちは休憩時間になると、その部屋の中を走り回る。
体育館のような場所で、ぐるぐるぐるぐると鬼ごっこのようなことをし始める。
見ていると、特別じゃんけんなどをして鬼を決めているわけではないようだ。
もっというと、追いかけている者が、次の瞬間には逆に追いかけられていたりする。
謎である。
もしかしたら、ボクには理解できない何か複雑で緻密なルールがあって、彼らはそのルールに則ったゲームをしているのかもしれない。
無軌道に見えるその走りには、海中を泳ぐ回遊魚のような独自の規則性があるのかもしれない。
どう見ても、何も考えていないように見えるけれど…。
なんにしろ、今日もコドモたちは元気です。
休憩中が元気すぎる…。